時折、甘ったるい砂糖のようなラブコメを読みたくなる。
唐突に来るのだ、そう言う時が。
そんなわけで、僕一押しのラブコメである「長門有希ちゃんの消失」の話をしようと思う。
そもそも、「長門有希ちゃんの消失」とは昔雑誌に連載されていた、「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズというかその中の「涼宮ハルヒの消失」のリピルド作品である。全10巻で完結済。
一応この作品単体でも十分楽しめるようにはなっているが、原作の涼宮ハルヒシリーズ(可能なら「驚愕(後)」まで)を知っていると「おっ」となる要素が随所に転がっているため、可能なら原作を読んでからこっちを読むと数倍楽しめる。
そもそも、「長門有希ちゃんの消失」の世界の本質自体が、ある種「涼宮ハルヒの消失」のif世界線であるため(ネタバレ防止のため詳細は伏せるが、「涼宮ハルヒの消失」を読んだ方ならどういうifなのかわかってもらえるはず!)、最低限「涼宮ハルヒの消失」を視聴・読了(映画版でも原作版でも良い)してから読むことを強く推奨する。
原作の超常現象だったりハルヒ軸の世界を堪能した方々にとっては最初はとっつきづらい部分もあると思うが、僕は結構受け入れやすかった作品である。
やってることは涼宮ハルヒ世界から超常現象を取っ払ってラブコメ要素を濃いめにしているから、明らかに「涼宮ハルヒ」シリーズとは違う味付けなんだよな。だから僕は作者の方に倣ってこの作品はスピンオフではなくリピルドと呼んでるし。
「涼宮ハルヒ」シリーズからキャラクターたちの立ち位置と世界観を色々いじった作品、堪能していただければと思います。
あと、この作品途中までとはいえアニメ化していてキャラソンも出ている(Youtube Musicで聴ける)んで、その中でも特に筆者のお気に入りな曲を1曲紹介。
・LOVE EDITION
朝倉さんのキャラソンの1つ。この世界線においてはちゃんとした「親友」である長門への複雑な感情を歌った曲。
名前からして原作ハルヒの朝倉のキャラソンへのリスペクトが伺える。
こっちの世界線の朝倉さん、過保護なのよね...
名前はリスペクトされてるけどCOOL EDITIONとはかなり違ったテイスト。
というわけで、「長門有希ちゃんの消失」のプレゼンでした。
原作が完結してからしばらく経つけど、今でも多分古本屋とかにあるんじゃなかろうか。
砂糖より甘いラブコメを摂取したい方は是非。
今日はここまで。
では。